結婚式スピーチドットコムのshouseです。
きょうは、来賓の挨拶で新郎の高校時代の恩師という
設定です。
皆様、本日はおめでとうございます。
○○・○○ご両家のご婚儀も滞りなくおすみになり
ここに新しいカップルとして新郎の○○君、
新婦の○○さんがご誕生になられましたことを、
心からお喜び申し上げます。
先ほどからお二人の晴れ姿を拝見いたしておりますと、
学生時代の面影ばかり浮かんでまいります。
すでにご紹介にありましたように、
新郎の○○君と新婦の○○さんは
ともに同じ高校の卒業生であります。
○○君は○○さんのちょうど一年先輩にあたり、
私は○○君が三年生のときにクラスを
受けもっておりました。
高校時代の○○君は、いつも全校で十番以内の
成績という優秀な生徒さんでした。
ただひとつ残念なことに、やや努力不足のところがありまして、
私はいつもヤキモキし、
「才能に頼りすぎて努力が足りないと、
いつかウサギとカメのようになります。
努力すれば一番になれる」などと、
成績表に一言、つけ加えたものです。
ところが、人間とは変われば変わるものです。
○○君は高校卒業と同時に、私が驚くほど
の大変な努力家に変身したのです。
と言いますのは、お二人は高校時代から親しかったようですが、
卒業すると○○君は、東京の大学へ、そして○○さんはお父様の
お仕事の関係でアメリカへと、
4年間は完全に離れ離れになってしまいました。
しかしその間、○○君は毎週のようにラブレターを書いたそうです。
新婦の○○さんに対して大変な情熱と努力を傾けたわけです。
成績表に「努力せよ」と書いた言葉がまさに功を奏したと、
私自身一人満足をしている次第でございます。
結婚生活にもこの努力が一番大切だと思います。
本日よりお二人の結婚生活という長い船旅が始まりました。
波ひとつない静かなときもありましょうし、大嵐のような荒波
のときもありましょう。
しかし、お二人が手を相たずさえて努力すれば、
穏やかで楽しい航海もできると思います。
素敵な航海・船旅を楽しんでください。